心身統一合氣道について
当道場で稽古をしている “心身統一道” 並びに “心身統一合氣道” は、心身統一合氣道 創始者 故 藤平光一先生(※注:下記)が創見された「氣の原理」に基づき、天地より与えられた心と身体を統一し、誰もがイエスと云い、ノーと云えない絶対的に正しいこと、つまり、天地自然の理に適った武道です。
勝った負けた、強い弱いなどという相対的理論、マイナスの観念を一切排除し、常にプラスの心と氣を堅持し、一度しかない歩めない人生を積極的精神で闊歩出来るよう、日々練磨・研鑽していくのが心身統一合氣道の稽古です。
道場の内だけでいくら正しいと主張しても、総てのことに通用しなければ、本当に正しいこととは言えないと思います。
“道”とは心の修行です。様々なものに共通してこそ“道”であると思います。
ゆえに、一見、武道とは関わりあいのないように思うプロスポーツ選手の方であったり、音楽界の方、医・歯学界の方々、そしてここ最近では、福祉や介護のお仕事をされている方々が増え、ご自分のお仕事の中であったり、自分自身を心から鍛えようとして道場に通われ、それぞれの分野で活用されています。
人間は本来、大自然の一部の存在です。
私達が、真に生命力を発揮して明るく健康な生活を営むには、まず、心の落ち着きを会得し、氣の実在を確認し、プラスの生き方の方法を身に付けることが大切です。
聖心館道場は、その研修の場です。
※ 藤平光一 先生 略歴
・1920年1月20日生まれ
・肋膜炎にかかるなど、幼少のころより病弱だった為、強い心と身体を求め、坐禅やみそぎの呼吸法を修行する
・19歳の時、合気道開祖 植芝盛平氏に師事
・慶應義塾大学卒業と同時に入隊、小隊長として出征
・終戦。復員後、合氣道の修行を再開するとともに中村天風氏に師事
・1953年から渡米・渡欧し、ハワイ州を皮切りにアメリカ20州とヨーロッパにも合氣道を普及する
・1969年 合氣道最高段位十段を許さる
・1974年 「心身統一合氣道会」を創立し、氣の原理に基づいた心身統一合氣道を普及する
・1990年 栃木県にある本籍地に「心身統一合氣道会 天心館道場」を置く
・2011年5月 逝去 享年91歳
(写真は、1994年に「氣の講演会」でご来広された際、宮島へご案内した時のものです)
稽古内容について
一般クラスの対象は、中学生以上です。
聖心館道場の一般クラスには、「心身統一道クラス」と「合氣道クラス」とがあります。
①「心身統一道クラス」
このクラスでは、主に“静”の稽古をします。
それには、故 藤平光一先生が創見された「心身統一の四大原則」並びに各五原則に基づき、正しい心と身体の使い方を学びます。
具体的には、正しい心の静め方や正しい姿勢(立ち姿・静坐の姿勢)、氣の出し方などを、氣のテストを交えて稽古していきます。
また、健康法として呼吸法や体操法なども稽古します。
昇級審査は、心身統一道 審査基準項目及び規定に基づき、初級・中級・上級と稽古時間数や稽古日数により受験出来ます。
②「合氣道クラス」
このクラスでは、主に“動”の稽古をします。
上記の「心身統一の四大原則」と「心身統一合氣道の五原則」に基づき、一挙手一投足そのすべてが無理のない自然の理に適しているかどうか、争わざるの理、和合の理に適っているかどうかお互いに確認しあい、合氣道独特の上下左右の多彩なリズムを用いて技の動きを一本一本正確に稽古していきます。
具体的には、徒手技(双方が素手で行う技)では基本技・応用技を稽古し、武器技(短刀・木剣・杖を用いた技。※ただし、この武器技においては上級者向けとなります)などがあります。
昇級審査は、心身統一合氣道 審査基準項目及び規定に基づき、一般クラスは5級から受験となり、稽古時間数や稽古日数により受験出来ます。
年代層は、下は13歳の中学生から、上は70~80歳代の方まで、年齢・性別問わず幅広い方々が来られ熱心に楽しくお稽古されています。
稽古時間について
聖心館道場では、毎週火曜日から土曜日まで毎日開館しております。
(※ただし、各月の5週目にあたる29・30・31日と、祝・祭日は休館日となっております。)
また、曜日によって稽古時間帯が多少異なりますので、よくご確認の上、お間違えのないようお越しください。
【 聖心館道場 一般クラス 稽古時間 】
火曜日 | 水曜日 | 木曜日 | 金曜日 | 土曜日 | |
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早朝クラス ( 6:45 ~ 8:15) | ○ | - | ○ | - | ○ |
午前クラス (10:30~12:00) | ○ | - | - | ○ | - |
夜間クラス (19:00~20:30) | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
※上記時間外に、有段者研修会、各種講習会があります。